君の膵臓をたべたい
著者|住野よる
出版|双葉社
ジャンル|小説
目次
あらすじ
『君の膵臓を食べたい』
僕がクラスメイトだった山内桜良に送ったメール。
どんな気持ちでこの一言を送ったのか、
そして、彼女はこのメールを受けて何を思ったのか・・・
地味で学校でも友達を作らずに、自分の世界に閉じこもっている僕。
それとは対照的にとても明るく友達も多い、いつも笑顔を絶やさない彼女。
学校では話もしない。
僕からすれば相手の名前すら知らないような間柄。
そんな2人はたまたま病院で偶然出会い、僕はその時に彼女の秘密を一冊の本から知ってしまう。
その本は『共病文庫』という彼女が書いている日記のような物。
そこに書かれていたのは、膵臓の病気で余命が1年だということ。
彼女の秘密を知ってしまった僕に対し、その日から彼女は“一緒に焼肉を食べたい。”とか、自分のやりたいことを色々と要求してくるようになる。
彼女の目的は何なのか? そして・・・
ここがオススメ
■ 僕の名前が分からない
主人公の名前が分からないという面白い作り。
【秘密を知ってるクラスメイト】くん
【大人しい生徒】くん
【地味なクラスメイト】くん
【根暗そうなクラスメイト】くん
のように、周りが主人公に抱く印象で表されています。
そして、彼女の要求に付き合っていく上で、その表現も【仲良し】くんに変わったりと、お互いの関係の進展や気持ちの変わり方が現れている。
■ 共病文庫の内容
彼女が常に書いている日記のような物。
この内容は【秘密を知ってるクラスメイト】くん以外には誰にも見せていない。
とうぜん、親や親友にも。
この『共病文庫』の内容が明らかになる時、涙なしではいられません。
こちらから購入することができます。
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