その本は
著者|又吉直樹
著者|ヨシタケシンスケ
出版|ポプラ社
ジャンル|小説 絵本
オススメしたい人
≫ 一風変わった作品を読んでみたい
≫ 笑いあり、涙ありの作品が好き
目次
あらすじ
本が好きな王様がいました。
しかし、年により目がほとんど見えません。
そこで、二人の男を城に呼んで言いました。
世界中をまわって『めずらしい本』について知っている者から、その本の話を聞いてきてほしい。
そして、その本の話を教えてほしい。
・・・
二人の男は旅立ちました。
一年後、二人は旅から戻り、一晩ずつかわりばんこに王様にその本の話をします。
「その本は・・・」
ここがオススメ
■ 小説と絵本が見事にマッチした作品
王様に一晩ずつかわりばんこに本について語るため、小説と絵本を交互に読むかたちとなります。
又吉直樹さんは、文章のみでその本を描き、
ヨシタケシンスケさんは、独特のコミカルな絵を用いて描きます。
小説と絵本と交互に話が出てくるので、二人の男によって語られていると実感できます。
■ オススメの「その本」
《又吉直樹》
第5夜
『その本は、ボロボロである。』
その本が、ボロボロの理由とは!?
第7夜
『その本は、誰も死なない。』
ちょっと長いお話ですが、作風が素敵な本です。
《ヨシタケシンスケ》
第6夜
『その本は、志半ばにして叶わなかった夢の話がたくさん書いてある。』
その本を書いた人は?そしてその目的は?
第10夜
『その本は、ぼくの頭めがけて飛んできた。』
とても秀逸で意表を突いた本です。
二人の男によって語られる本は、まだまだたくさんあります。
笑えるものから、感涙必至の本、考えさせられる本などさまざまです。
お気に入りの『その本』を探してみてはいかがでしょう。
こちらから購入することができます。
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