滅びの前のシャングリラ(2021年 本屋大賞ノミネート)

滅びの前のシャングリラ

著者|凪良ゆう
出版|中央公論新社
ジャンル|小説

オススメしたい人
≫ 凪良ゆうさんの世界観が好き
≫ 明日死んでしまってもいいと思ったことがある

あらすじ

「一ヶ月後、小惑星が地球に衝突します。」

テレビの向こうの首相が告げた。


その放送の翌日、まだ事態が飲み込めていないのか、律儀にも普通に学校や会社へ行く人々。
しかし、周りの様子やSNSの情報で徐々に現実を受け入れざるを得なくなる。

滅亡を前にして人々はどのような行動を起こすのか・・・


学校でいじめを受ける友樹

人を殺したヤクザの信士

恋人から逃げ出した静香

そして・・・


滅亡まで残り一ヶ月の世界。
混沌とし、無秩序と化していく。

滅亡を前に彼らが見つけた生きる意味とは。

最後の一ヶ月
誰とどこで何をして過ごすのか?

ここがオススメ

■ 荒廃していく世界

人類全てが余命宣告されたら世の中はどうなってしまうのか・・・

会社や学校は?
社会のルールは?
道徳は?
ライフラインは?

世界が変わっていく様子がリアルに表現されていて、恐怖を感じます。
世界の終わりに対する恐怖というよりは、狂気に満ちた人間に対する恐怖です。

本当にこのように荒廃していくのかもしれません。


■ 家族の絆

世界が滅亡するというと、連想されるのは家族です。
本書では面白い角度からこの家族を描いています。
著者の前作『 流浪の月 』と同様、家族について考えさせられる作品です。
著者の描く家族の形に驚きが隠されています!


こちらから購入することができます。

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365+1

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