機械仕掛けの太陽(未知のウィルスとの戦い “戦場”と化した医療現場の2年半のリアル)

機械仕掛けの太陽

著者|知念実希人
出版|文藝春秋
ジャンル|小説 人間ドラマ 半フィクション

オススメしたい人
≫ 医療現場のリアルが知りたい
≫ 感染対策を見直したい

あらすじ

2019年の12月に中国湖北省の武漢で原因不明の肺炎患者が確認された。
多数の重症者も出ており、翌年2020年1月には“それ”により初の死者がでる。

感染が拡大した武漢は、ロックダウンされた。
しかし“それ”はすでに外へと広まっており、瞬く間に隣国へと伝播していった。

海を跨いだ中国での話という事もあり、世間は“それ”に対してあまり警戒をしていなかった。
しかし2020年1月16日、とうとう日本で初の感染者が確認される。

『緊急事態宣言』の発令や『マスク着用』『三密回避』などの対策を講じるものの、“それ”は網の目を掻い潜り、徐々に感染者を増やしていった。

多くの命、そして人々の日常を奪った“それ”は・・・

『COVID』と名付けられた。

世間では“コロナウィルス”と言われている。


この物語はコロナウィルスと戦う医師や看護師など、医療に従事する者たちの過酷な現場を描いたものです。
著者自身も現役の医師としてこの医療の現場に立ち続けたからこそ描けた物語。

・大学病院で勤務する呼吸器内科医のシングルマザー
・恋人からプロポーズを受けた20代の女性看護師
・長年町医者として地域に貢献してきた70代の医師

未知のウィルスとの戦いに巻き込まれた3人の視点で描かれていく、リアルな医療の現場に驚愕します!

ここがオススメ

■ 感情がフル回転

怒り、恐怖、憤り、悲しみ、驚き、安堵、喜び、そして感動
これ程までに様々な感情が湧き起こった作品はないです。

それもそのはず、この本の内容は実際に起きた事で、そしてリアルタイムでこれらを見聞きしてきたものだからこそ、リアルな感情が沸き起こります。
本を読んで過去を振り返るたびに当時のやるせない気持ちやコロナに対しての恐怖を思い出します。


■ コロナ禍の出来事を振り返ることができる

日本人なら誰もが知る、あの有名なコメディアンがコロナに感染し亡くなりました。
世間では、マスクや消毒液が店舗から消え、ネットで何倍もの値段で取引されていました。
あれほど日本中が待ち望んでいた東京オリンピックも一年延期されました。
総理大臣も何度も変わりました。
コロナの影響で日本中が混乱した2年半を振り返ることができます。


こちらから購入することができます。

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