十年屋と魔法街の住人たち３お天気屋と封印屋（「十年屋」シリーズ特別編第３巻）

十年屋と魔法街の住人３
お天気屋と封印屋

著者｜廣嶋玲子
絵　｜佐竹美保
出版｜静山社

オススメしたい人
≫ ファンタジー小説が好き
≫ ふしぎな話が好き

あらすじ

あなたがもし、お天気を変えてほしいという望みをお持ちなら、緑の芝生に立てられたテントを訪ねるといいですよ。赤と黄色の縞模様のテントをね。
その隣の、ボトルシップそっくりの家を訪ねれば、何かを封印してもらえるでしょう。そこは封印屋の家ですから。（本書５ページ）

ある日、いたずらっこの魔法使いお天気屋ビビの元に手紙が届きました。
差出人はお隣に住んでいる封印屋のポーさん。

内容は、お隣同士一緒にお茶会をしましょうというもの。

ビビはとても喜びました。
それもそのはず、ビビのいたずらを警戒して最近はビビを誘ってくれる人がいないのです。

ビビは早速お返事を書きました。

ポーさんの不思議なボトルシップの家でお茶会が始まりました。
クッキーやタルト、ココアも用意され、二人のおしゃべりが始まります。

二人は変わりばんこに自分の話をすることにしました。
面白い依頼の話、印象に残っているお客様、そして自分たちの話。

個性的な魔法使いたちの、何とも不思議なお話をお楽しみください。

ここがオススメ

■ それぞれの家の話

今回の魔法使いたちは、今までの住人たちと比べるととてもユニークな家に住んでいます。

テントにボトルシップ。
特にボトルシップは斬新です。
どこから入るのかも疑問です。

そんな魔法使いたちの住まいについても楽しめます。

■ 魔法街の住人のシリーズ

『十年屋と魔法街の住人たち』のシリーズ、十年屋の特別編のシリーズですが、面白い作りになっています。
本作はシリーズの３作目。

『作り直し屋』
『いろどり屋』
と続いて『お天気屋と封印屋』

実は前の作品には、次の作品に登場する魔法使いが少しだけ登場しています。
『作り直し屋』には『いろどり屋』
『いろどり屋』には『お天気屋と封印屋』
この作品にも新しく登場する魔法使いがいます。

次の作品ではその魔法使いが活躍するのでしょうか？
楽しみです♪

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