海が走るエンドロール

海が走るエンドロール

著者|たらちねジョン
出版|秋田書店
ジャンル|マンガ

オススメしたい人
≫ 新しいことに挑戦したい人
≫ 夢を諦めたくない人

あらすじ

夫と死別し、四十九日も過ぎたある日、一人で食事を摂っていた時にふと昔のことを思い出す。
あの人との初デートで映画館に行った時のこと。
そして、上映中に私が見ていたものは映画というよりは・・・


ある日、数十年ぶりに映画館に立ち寄ったうみ子。
映画の上映中、うみ子は『昔と同じようにあるもの』を見ていた。

うみ子はこの映画館で、海(カイ)という名の映像専攻の美大生と出会うのだが、カイにうみ子が見ていたものを見破られてしまう。

うみ子が見ていたのは・・・

『映画を観ている人』

カイはそれに気づき、うみ子に
「こっち(映画作りたい)側なんじゃないの?」
とたずねる。

ここがオススメ

■ うみ子の真っ直ぐな気持ち

ついつい謙遜した言葉を使ってしまい、その都自分を責めてしまうところもあるうみ子(65歳)

夫を亡くし、これからは一人で生きていく、そんな穴の空いた様な寂しさがある中で、映画を作ってみたいという自分の気持ちに気づく。

そして、自分がやりたい事に対しては、多少の抵抗はあるものの、自分の心に正直に行動に移す。

「エモい」という言葉や、若い学生たちとのやりとりには少し戸惑いながらも、映画作りの勉強を始める。
そこには、もう年齢というものは関係なく、ただただ映画を撮ってみたいという真っ直ぐな気持ちが表れている。


■ カイの涙の理由

カイはある事がきっかけで、少し沈んでしまうが、そこには映画に対するカイの純粋な想いが隠れていた。


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