くちびるに歌を

くちびるに歌を

著者|中田永一
出版|小学館
ジャンル|小説

オススメしたい人
≫ 心温まる作品が好き
≫ 青春小説が好き

あらすじ

Nコン(NHK全国学校音楽コンクール)の課題曲は

「手紙 〜拝啓 十五の君へ〜」

柏木先生はこの課題曲にちなんで、部員たちにある宿題をだす。
それは、十五年後の自分宛に手紙を書くこと。

提出義務のない宿題だったが、自分に宛てたものならと、各自が誰にも言えない秘密をしたためる。


合唱部顧問の松山先生が産休に入ることになり、1年間だけ、替わりに松山先生の同級生の柏木先生が顧問を受け持つこととなった。

それまで、合唱部は女子部員しかいなかったのだが、美人の柏木先生を目当てに男子生徒の入部も殺到!
男子の入部により、今までは女声のみの合唱だったところを、男声を合わせた混声での合唱をしなければならなくなる。

しかし、柏木先生を目当てに入部した男子部員たちは、先生がいないところではマジメに練習をしないこともあり、徐々に女子部員と対立していく。

全員の気持ちを一つにしなければならない合唱で、怪しげな雲が立ち込める。

ここがオススメ

■ 桑原サトル

桑原サトルは、地味で存在感がない、友達をつくらず「ぼっち」を貫いていた。
ただ、「自閉症の兄」を心の拠り所としていた。
兄は親戚が経営するかまぼこ工場に雇ってもらっており、サトルは毎日兄の送り迎えをしている。

サトルは部活をすることなく中学三年生になったのだが、ある日、ちょっとしたキッカケにより合唱部に入部する。

そして・・・

柏木先生から与えられた宿題
サトルが書いた手紙の内容とは!?


■ 仲村ナズナの幼い時の記憶

幼い時、ドロップの最後の一つを落としてしまい、それを誰かに食べられてしまう。
その時、あまりに悲しくて、宥めてくれる母親の言葉が全然耳に入っていなかった。
その時、母親がどんな言葉をかけてくれたのか、もう知る術はない。


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