ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー2 The Real British Secondary School Days

ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー2

The Real British Secondary School Days

著者|ブレイディみかこ
出版|新潮社
ジャンル|ノンフィクション エッセイ 小説

オススメしたい人
≫ 国外に目を向けたい
≫ 社会問題に興味がある

あらすじ

親離れの季節がやってきます。

町の移り変わりや隣人の家庭環境の変化など、そんな中での息子の成長。

・・・息子の成長を嬉しく思う中、寂しくも思う。

 そんな著者の気持ちが伝わってきます。


英国で暮らす著者と配偶者そして中学生の息子

前作と同様に著者の周りで起こるリアルな日常が描かれています。
前作から続くところもあります。

元底辺中学に通っている理由、そこがどんな学校か、アフリカの少女の話、再び日本へ行く話、友人との関係、息子のバンド活動など・・・
再びこれらの話が出てきますので、前作を読んでいる方は、よりいっそうワクワクした気持ちで続きを読むことができます。

ここがオススメ

■ 音楽部の春のコンサート

春のコンサート
オーディションに息子たちのバンドも挑む!
・・・結果は???

音楽部のソウル・クイーン誕生
コンサートに出場するコーラス隊やビッグバンドの中に一人だけ目立った少女がいた。
目立っている理由は黒人の生徒が彼女だけだからだった。

コーラス隊の合唱が始まると、その少女がまわりと比べ特に上手い。
合唱が終わると次いで、その少女が前方のど真ん中でスタンドマイクを握りしめ歌い始める。

曲は『A Change is Gonna Come』

この曲を歌う少女と、曲が終わったあとの副校長の曲の説明にも注目です。


■ 大人顔負けのしっかりした考え

「大選挙」の冬
英国では12月12日に総選挙を行う。

そして、息子の学校でも「スクール総選挙」という催しがあり、大人の総選挙日と同じ日に、全校生徒が学校内の投票所で投票をする。
生徒たちは各政党のマニュフェストを読み、国民保健サービスやEU離脱、教育、気候危機についての分野に絞って、どの政党に投票するか話しあう。

その選挙の結果は・・・

そして、その結果を受けて話す息子の一言
「大人はちゃんとマニュフェストを読んでないんじゃないの?」

前作もそうでしたが、息子の大人顔負けのしっかりとした自分の考え・意見に驚かされます。
また、このような学校の先進的な教育にも驚きです。


こちらから購入することができます。

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