むらさきのスカートの女
著者|今村夏子
出版|朝日新聞出版
ジャンル|小説
■ オススメしたい人
≫ 不気味な作品が好き
≫ 芥川賞受賞作品を読んでみたい
≫ クセの強い作品が好き
目次
あらすじ
うちの近所に「むらさきのスカートの女」と呼ばれている人がいる。
〈わたし〉はそのむらさきのスカートの女が気になって仕方がない。
常に、むらさきのスカートの女を観察している。
パンを買いに行く頻度、クリームパンをいつも買うこと、公園でそれを食べること、座る椅子、またそのパンの食べ方まで、観察している。
そんな〈わたし〉の目的は友達になる事???
この二人の奇妙な関係はどのように発展していくのか、はたまた何も発展しないのか・・・
この本を読み終えた時、あなたはどのような感情をもっていますか?
ここがオススメ
■ 〈わたし〉について
むらさきのスカートの女が何者か気になると同時に、むらさきのスカートの女を観察している〈わたし〉も何者なのか、何をしようとしているのか・・・
とても気になるところです。
むらさきのスカートの女を観察し続けることで、徐々に見えて来る〈わたし〉の姿。
それがこの本に引き込まれるポイントの一つです。
■ むらさきのスカートの女の就職活動
常にむらさきのスカートの女を観察している〈わたし〉にはむらさきのスカートの女の仕事事情も知っている。
ある時〈わたし〉が、仕事を探しているむらさきのスカートの女に対して公園のベンチに置いたあるもの。
そのあるものにはちょっとした細工がしてあって・・・
むらさきのスカートの女は無事に就職できるのか!?
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