旅猫リポート
著者|有川浩
出版|講談社
ジャンル|小説
目次
あらすじ
事故で重傷を負った時に悟(サトル)に助けてもらったノラ猫のナナ。
名前はカギしっぽの形が数字の7に似てたからというベタな名前で、悟がつけた。
悟は以前飼っていた猫を交通事故で亡くしており、その猫に似ていたからか・・・
ナナが事故に遭う前からご飯を与えていたのも、怪我をしたナナを保護したのも、ナナを飼い猫として迎え入れたのも、そしてずいぶんと可愛がったのも。
しかし・・・
ある理由からナナを飼えなくなってしまい、猫好きな旧友の元へ悟とナナは旅をする。
『突然で申し訳ないけど、僕の猫をもらってくれませんか?』
ここがオススメ
■ 悟の優しさ、生き方
何といっても、悟の優しさに心動かされます。
猫に対してはもちろん、友達や犬に対してもここまでするのか⁉︎と驚くほどの優しさを発揮。
旅をしながら旧友と出会いそんな悟の過去のエピソードが明らかになっていく。
そして悟の秘密も・・・
その秘密が明らかになった時、物語のイメージはガラリと変わります。
物語の後半は涙なしでは読めない感動作。
■ 猫の気持ち
ナナ目線で描かれている場面が多い。
「猫ってこんな風に思ってるの⁉︎」
人間が勝手に思い描く猫のイメージがいかに違っていたか、猫のイメージが覆ります!
そして、猫について考えさせられますし、さらに愛おしく思えます。
この本を読んだ後は愛猫との付き合い方が変わるかも!?
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