田村はまだか

田村はまだか

著者|朝倉かすみ
出版|光文社
ジャンル|小説

あらすじ

札幌である。ススキノである。

深夜のバーにて男女5人がクラス会の3次会。
この5人は大雪で列車が遅れてクラス会に間に合わなかった同級生の「田村」を待っている。

田村を待つ間に語られる田村への想い。
そして、各人の過去の記憶・・・

各々が「田村はまだか」とつぶやいてしまう。
いったい何回つぶやいただろう。

一向に田村は現れない。

焦らされ続けて200ページを過ぎたあたり、急な展開を迎えます。
果たして、「田村」は現れるのでしょうか⁉︎

最後には感動を呼ぶ展開が待っています!

ここがオススメ

「どうせ死ぬから、今、生きてるんじゃないのか」

小学校の頃、田村が同級生の女の子に言った一言。

物語の随所で、胸に刺さるセリフが登場します。


なんといっても、後半の展開
田村を待つ長い長い時間が続きます。
退屈に感じるかもしれませんが、それが後半の展開を盛り上げてくれます。

そこまで読むのに時間がかかりますが、それが田村を待つ現実の時間とリンクして・・・
田村を待つもどかしい時間を共有できます。


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