謎解きはディナーのあとで

謎解きはディナーのあとで

著者｜東川篤哉
出版｜小学館
ジャンル｜小説　ミステリー

あらすじ

「・・・お嬢様はアホでいらっしゃいますか」

宝生グループの令嬢の宝生麗子は国立署の刑事をしている。
そしてその麗子に使えるのは毒舌な執事の影山。

麗子が影山に事件の概要を話した時のセリフが冒頭のような暴言。
そして、そこから始まる影山の推理。
また、時には身を挺してお嬢様を守る姿も!?

セリフもインパクト大のこの作品。
個性豊かなキャラクターたちの登場と、とてもコミカルな雰囲気のミステリー。
宝生麗子と上司の風祭警部のやりとりにも注目?!

ここがオススメ

ドラマ化された作品ですが・・・
この作品自体コミカルなドラマを彷彿させる作りになっています。
話が一区切りつくたびに、登場人物の紹介が入ったりと。

執事の影山のセリフもポイントです。
お嬢様に対し、
「・・・お嬢様はアホでいらっしゃいますか」などの暴言を吐きます。
しかし、ここから始まる影山の推理に注目です。
事件現場にいなくても、その詳細を聞いただけで事件を解決してしまう、文庫本の解説にもありますが「安楽椅子探偵」を彷彿させる作品です。

事件解決後は、あっさりしています。
犯人の動機だとか、なんだかかんだは、いっさいカットされています。
単純に謎解きを楽しみたい方にピッタリの作品かもしれません。

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