バナナの魅力を100文字で伝えてください
誰でも身につく36の伝わる法則
著者|柿内尚文
出版|かんき出版
ジャンル|実用書
オススメしたい人
≫ 伝えたいことが伝わらない
≫ 会話が苦手
目次
本の概要
クイズです。
ある人気の八百屋さんの話
普通ならお客さんには、あまり伝えない「あること」を伝えています。
いったい何を伝えているのでしょう・・・
(答えは「ここがオススメ」の最後に)
本書では
『伝わる構造』と『伝わる技術』そして伝わる人が実践している『行動』を学ぶことが出来ます。
『伝わる構造』とは
伝わる構造とはどのようなものか、著者の考える構造は次のような7階建てのビルになっています。
1階 ゴール設定
2階 納得感
3階 相手ベース
4階 見える化
5階 聞く力
6階 親近感
7階 信頼感
『伝わる技術』とは
「伝える」ではなく「伝わる」技術というところがポイント!
①比較の法則
比較する事で魅力が浮き彫りになる。
上記の八百屋さんの話では、この比較の法則が使われています。
②フリオチの法則
振れ幅を大きくすると、より価値が見えやすくなる。
③ファクトとメンタルの法則
ファクト(事象・事実)とメンタル(感情)を組み合わせる。
例えば「かっぱえびせん」のコピーを思い出してみましょう。
他にもたくさんの『伝わる技術』が紹介されています。
本書タイトル
『バナナの魅力を100文字で伝えてください』
このタイトルに何か惹かれるものはありませんか?
本書タイトルにもこの『伝わる技術』が用いられています。
このタイトルに惹かれた方は見事にその技にかかってしまったということですね。
ここがオススメ
■ 伝わる構造の『相手ベース』
本書は「伝わる技術」としてあるわけですが・・・
「伝える技術」ではなくて「伝わる技術」として本書を紹介しています。
自分がベースになる「伝える」ではなくて、
相手がベースとなる「伝わる」としています。
相手が理解して、腑に落ちて、納得する。
それでやっと伝わった事になります。
自分本位にただ伝えればいいというわけではないということです。
■ 言いかえワード
伝わる技術のなかで、言いかえの法則というものがあります。
これは「言いかえ」でマイナスをプラスに変えるという事ですが、これの効果がすごいです。
例えば
「年をとることは老化ではなく進化」
年をとることへの不安が期待に変わる。
同じことでも捉え方で、とても楽しい感じに変わります。
そのような、言いかえワードのビフォー・アフターの一覧があります。
■ クイズの答え
八百屋さんが普通ならしないこと
それは・・・
お客さんに「今日おすすめしない野菜や果物」を正直に伝えること。
これにも「伝わる技術」が使われているのです。
こちらから購入することができます。
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