「クセがすごい」人が登場する小説 5選
物語を盛り上げてくれる強烈な個性をもった登場人物。
今回は、とにかく「クセがすごい」人が登場する小説を5冊紹介します。
目次
むらさきのスカートの女
著者/今村夏子
出版/朝日文庫
ジャンル/小説 ブラックコメディ
ページ数/164ページ(本編)
オススメしたい人
≫ むらさきのスカートの女が気になる
≫ 独特な世界観が好き
<わたし>は近所に住む『むらさきのスカートの女』が気になって仕方がない。
日々、むらさきのスカートの女を観察している。
そんな<わたし>の目的は彼女と友だちになること??
そして<わたし>はある行動にでる。
火花
著者/又吉直樹
出版/文春文庫
ジャンル/小説 ヒューマンドラマ
ページ数/171ページ(本編)
オススメしたい人
≫ 芸人の世界を覗いてみたい
≫ 師弟関係に憧れる
売れない芸人の徳永は、あるライブで先輩芸人の神谷と出会う。
神谷の漫才は散々な結果となっていたが、徳永は彼の漫才に惹かれるものがあった。
神谷の強烈な個性について行けるのか?
そして、後に待ち受ける神谷渾身のギャグに誰もが絶句する。
死にがいを求めて生きているの
著者/朝井リョウ
出版/中公文庫
ジャンル/小説 友情ドラマ
ページ数/550ページ程度
オススメしたい人
≫ 螺旋プロジェクトに興味がある
植物状態になってしまった南水智也の見舞いに通う一人の男性・堀北雄介。
智也が目を覚ますときには、側にいてあげたいのだという。
とても心温まるお話し・・・
っと思いきや、まさかの事実に驚きます!
クセがすごい生き方の成れの果て。
ルビンの壺が割れた
著者/宿野かほる
出版/新潮文庫
ジャンル/小説 問題作
ページ数/175ページ程度
オススメしたい人
≫ 問題作を読んでみたい
≫ 大ドンデン返しが気になる
終始、壮年の男女のフェイスブックでのメッセージのやり取りが続きます。
青春時代を振り返り、その時の思い出を語り合う。演劇部のことやその時の恋愛話など・・・
でも、徐々に会話の内容がヤバい方向に!
何もかもがクセだらけ!?
滅びの前のシャングリラ
著者/凪良ゆう
出版/中央公論新社
ジャンル/小説 家族小説
ページ数/330ページ程度
オススメしたい人
≫ 家族小説が好き
≫ 人類最後の日について考えたい
「一ヶ月後、小惑星が衝突し、地球は滅びる」
一ヶ月という残された時間の中で、世の中は無秩序と化していく。
そんな中にあって、元々が無秩序な生き方をしてきたヤクザの信士の活躍ぶりには
目を見張るものがある。
いかがでしたでしょうか。
とても個性豊かなクセのある登場人物たちが物語を引き立てています。
この中で特に強烈だと思うのは『むらさきのスカートの女』に登場する<わたし>です。
強烈なクセです。